第7回 コロナ2年目のトモエ

 久しぶりの投稿です。世の中を見渡せばコロナ禍も二年目。誰にとっても未曽有の一年だったはずの昨年を越えた今。ただの続きではなく、試行錯誤した貴重な経験が糧となるような新年度となることを願っています。

 

 さて、2021年度トモエも始まって三か月が経ちました。周知の通りトモエは「親子で通う幼稚園」なので、毎日多くの大人が通っています。「大人」とはもちろん、お母さんの人数が多いですが、昨今はお父さんも増えています。時代の流れに沿って、働き方に幅が出て変化が見られるのは言うまでもなく、リモートワークなどによって、さらに働き方にバリエーションが出てきたことの表れかとも思います。結果的にですが、お父さんがトモエに参加しやすくなったこと。これなど、「正の」コロナ禍?と思えたりもします。(表現が矛盾していてすみません)

 

そんなわけで、4月の進級時のエイエイオー!(前に出て家族紹介をする行事)は、子どもの後ろに立った大人の半分がお父さん、というクラスもありました。このお父さんたちはこの日たまたま登園したお父さんたちではなく、ふだんからトモエに通っているヘビロテ(注)なお父さんです(笑)。お父さんもふつうにスタメン!やっぱりトモエは、時代の先端を行く場所であることを再確認した出来事でした。

 

このステキな光景を目の当たりにして、試行錯誤した昨年がしのばれました。三密を避けるために、みんなでとにかく工夫を重ねた昨年度。そんな中でも何ができるか、子どもの、大人のやりたい!という素直な気持ちをできるだけ尊重できるよう、大人たちが意見を出し合って過ごす毎日。それは今も続いていますが、そんな毎日こそが「生活すること」そのものなのでは、と思います。

 

(注)ヘビロテとは「ヘビーローテーション」の略。ここでは、トモエを気に入ってくれて頻回に登園しているという意味。子どもの付き添いのみならず、トモエへの愛着を持って日々登園してくれているという意味をこめて、この言葉を使わせていただきました。