トモエの教師は、子ども達を、おんぶ、抱っこ、かたぐるまを、よくします。幼児期はスキンシップによって心が育つ時期なのです。子ども達は、言葉ではなく、感覚で人の心を理解します。6歳ぐらいまでは、主に言葉ではなく、体で会話をします。ですから体でぶつかって関わることを大切にしています。私達は、動物行動学を学んで確信を持ったのです。動物は親から子を無理に引き離すと情緒がとても不安定に育つのです。子どもは発達に応じて自分から離れていきます。これが本当 の自立・独立心です。

猫や子犬はジャラケ合って関わり方を学習します。教師も、子ども達と新聞紙の剣でチャンバラや、戦いごっこをしたりしてジャラケ合います。子どものレベルで関わりを持つと、とても素直に自分を表現するようになります。このように関わっていくと、子ども達は大好きな教師をつくり、人を大好きになり、小中、高校生になっても信頼関係は続いています。幼児期から人と関わることを学

習することが少なかった人は、自分の姿が見えず自分すら好きになれないで苦しんでいます。

 

私達は心の健康医学を目指しています。

人の本当の幸せは、自分を好きになり、多くの人を好きになれることでしょう。人間の教育の目的もここにあると自覚し、実践しています。