トモエにおける1日のスケジュール

 

1日の流れ 活動の内容
10:00

自発活動

 

・登園(徒歩、園バス、自家用車)
・子どもたちは、すぐに好きなところで、好きな人と遊びます。彼らの発想や意志を大切にしたいので、最初に強制的に集めることはしません。「おはよう」のあいさつ・・・、それは会った時に交わしています。
・「遠くに行くときは、大人と一緒に行く」のが約束です。
・みんなそろって、近隣の野山へ散策や探検に出かけることもある。
・朝からみんな園バスに乗って園外活動に出かけることもある。(山、海、川、公園、イチゴ狩りなど)
11:40
片付け
・子どもも大人も、みんなで片付け。
・「やりたくない」という気持ちは、尊重される。
11:45
昼 食
・好きな人と、好きな場所で食べてもいい。
・天気の良い日は、外で食べることもある。
12:45

全体集会

課題学習

《全体集会》・・・全員で活動します。
・音楽(うた、リズム)、ゲーム等。
・新入園家族、転勤家族、実習生等の紹介。
・お話(お知らせや注意事項、季節にまつわる話、他)《課題学習》・・・クラスごとに活動します。
・絵画、工作、体育、ゲーム、散策、探検等。
・他のクラスの活動に参加することも可能。
・「やりたくない」という気持ちは尊重される。
13:30
会話指導
・絵本、紙芝居の読み語り。
・1日の反省。
・自然、人間の体、宇宙、心などについて考える。
14:00
降 園
・徒歩、園バス、自家用車、みんな一斉に降園です。
・残っていてもいい(保護者が一緒)。

 

補足1 基本的指導計画

〈指導者〉園長、教師(男5名、女4名)
〈指導法〉指導者のチーム・ティーチング[複数協力指導]

1日の流れ      年間を通しての主な体験学習 主な学習目標
自発活動
(個人学習)
(グループ
学習)
*室内コーナー
*屋外遊具
*山・川・丘・海などの大自然
*登山・沢登り・ソリスベリ
*動植物、昆虫との触れ合い
*バス小旅行
*人との係わりによる人間理解
*たて社会の人間関係
*創意工夫し、自ら考える力を養う
*自発的・主体的に学習、自信を持たせる
*大自然の神秘性を感じられるように
*たくましい行動力を自然から学習
*心身共に健康を保つ
*各コーナーでの知的、感覚的な学習
*順応性を自発活動から養う
整  理 *全員で整理整頓 *年令発達による公衆エチケット
昼  食 *食事準備
*感  謝
*お弁当
(暖かい日は外で)
*かたづけ
*テーブルふき等、自分達でする
*父母、働く人々、弁当に感謝
*好きな人と、好きな先生と、好きなお母
さんと一緒に
*あとかたづけ
全体集会

課題学習

*体操、リズム、歌
*お話
*誕生会
*お楽しみDay*絵画(クレヨン、水彩~ウォー ター・スノー・ボディペインティング)
*製作(折紙、切り紙、ねんど、ダンボール)
*音楽(歌、合奏、オペレッタ)
*体育、ゲーム
*自然観察、誕生会
*全体での行動の責務を養う
*全員で話を聞く楽しさ
*誕生者の誕生を祝う
*教師の創作劇の観劇・子ども縁日*色の調和、調合、線の持つ美しさを中心に体験
*形のおもしろさ、楽しさの体験
*自然の中の土や草や小枝を使い遊ぶ
*美しい音を聞く
*様々な音を楽しむ
*からだ全体を使って楽しむ
*四季の変化の美しさの体験
会話読書指導 *1日の出来事について話し合う
*明日への期待について話し合う
*読書、紙芝居
*ゲーム、手遊び
*お別れのあいさつ
*楽しい体験、失敗について共に考え、分かち合う
*明日したいこと等、思考する
*本、紙芝居を教師や友達が読む(母父も)
*園生活の個々の責任について話し合う
*四季の変化、からだの神秘について知る
*動植物、宇宙について知る

〈生活時間〉 毎日(月曜日~金曜日)10:00~14:00

 

補足2 活動の留意点
内  容 指導上のポイント
自発活動(教師)
個人グループ観察学習への導入・補助
園児が自発的に行動できる環境を与え、自ら遊びを創造し、個人、グループ遊びへと発展するように配慮
自発性、創造性、主体性、協調性、順応性を養える精神環境を
自発的な遊びのなかで友達と係り人間(理解)関係が身につくよう配慮
子どもの人間関係は日々成長。互いに理解を深め合えるよう配慮(互いの人格を高め合う関係を創造する)
整  理 自分達の園舎であり、全園舎を自分が使用するため、すべてを全員で整頓する
年長児としての責任感を養う。整頓できない子への配慮
昼  食 両親への感謝
お弁当を作ってくださった方への感謝
私達のために働いてくださる方のへの安全と感謝
全体集会

課題学習

集団行動の責務(話を聞く、歌う、体操)
園全体の問題を考えるための導入
全員で、誕生者の誕生を祝う自発活動への導入と発展
総合的な学習を習得する
個々の成長、発達段階の把握
四季の変化を感覚でとらえるよう常に自然に触れる
基本的な学習
会  話
読書指導
楽しい体験を互いに分かち合う
様々な問題について互いに考え、どうしたら問題が解決するかを話し合う
互いの問題について、注意できるように
自己の考えを伝えるように
明日への期待をもつ
読書、お話、紙芝居