7月16日(火)朝からちょっと大きめのたき火を焚きました。その周りにみんなが作って乾燥させていた土粘土の作品をならべ、ゆっくりと火を大きくし、そしてその作品を火の中に入れ込み、どんどんと薪をのせていきました。野焼きです。4~5時間も焼いたでしょうか。大きな作品は広場で、小さなものは2つの石窯で焼きました。こんがりと焼けた作品は、どれも素朴な縄文土器風の色合いになりました。
土粘土は近くの沢から採集してきたもので、お母さんたちと一緒にいったん水に溶かして小石を除去するためにこしとり、粘土状になるまで干して水分を飛ばし作り上げたものです。一から十まで自分たちで成し遂げられた満足感に包まれました。
私の意識はいつしか悠久の時をさかのぼっていました。炎の熱、煙のにおい、そして森の奥でさえずる小鳥の声に、素朴な時代の人々のシンプル(純粋)な心もちにいざなわれました。