素直さが育つのは、自然の中の生活

美しく七色に変化する空と雲。美しい四季の色彩を表してくれる山々。心をくすぐってくれる爽やかな風の囁き。本能をよみがえらせる大地の温かな匂い。太陽、空気等の恩恵、神秘は人の宝。
美しいものの中で、ゆったりとした時間を過ごし、美しいと素直に言える精神的な生活を保証したいのです。

 

色彩、造形、音、リズム等の基本的感覚は大自然によって育つ

大自然が織りなす色彩美、造形美、音の美しさ、リズムの優雅さは、プロでも教えられません。自然の中で生活することで、多くのことを感じ、感受性が育つのです。
感受性が育つような生活環境を与えてあげることが教師の働きです。人間の教育力の限界を感じ、自然に頼っているのです。『自然に勝る教師なし』

 

創造性を養う自然

自然の恵みの中で遊ぶ子ども達の目の輝きに魅せられてしまいます。自然の多くの素材の中での遊びは、創意工夫が求められるので、当然、目の輝きがちがいます。雨上がりのすべりやすい土の道を歩く。ごろごろした砂利道を歩く。上ったり下りたり野山を歩く。小川を歩き岩場を上る。敏捷性や機敏な感覚が自然に育ってしまうのです。幼児期の子どもは、言葉が十分に発達していないぶんだけ様々な自然の事象を感じ取り、豊かな感受性が育つのです。