『園長先生 共に長生きしましょう』
『本物の愛情に満たされた陽だまりのような幼い日々が
人生を明るく、くじけず生きる力になるのですね』
30年前に卒園した家族の年賀状からの抜粋です
トモエの生活環境は、在園・卒園家族・多くの方の参加によって、
「本物の愛情に満たされた陽だまりのような幼い日々」を創造してきました
人間には、完成した形は創造できない、だから
未来に向けて成長変化、そして、『進化』を永遠に求めているのです
園長は、50数年かけてスタッフと共に「人間、個々がそれぞれの幸せを、未来に見いだせる生活環境を創造し続けてきています」
多くの在園家族と卒園生とその家族が参加していなければ、現在のトモエは存在していません
『乳幼児期は、本物の愛情に満たされた陽だまりのような日々が、最も不可欠』なことなのです。人間の本能を球体的で総体的に五感を刺激する基礎となるからです
胎・乳幼児期に、愛着の安定と安全基地が創られる創世期なのです
大人になっても、信頼できる人が一人できることで、愛着は創られるのです
(信頼できる=素直に表現できる=素直な自分と向き合える=安定した心・心のバランスをとれる人に)
園長が、子ども達に最も大切な遺産としたいのは、文明の科学技術だけでなく人間に最も重要な『幼い時代の愛情に満たされた陽だまりの日々は、永遠に生き続ける命』なのです
その命の神秘は、人類が求め続けてきたことでもあるのです
現代社会でよく使われているイノベーション(経済発展の機動力となる技術革新)は、人間にとって必要不可欠でしょう
しかし、人間にとって最も重要で、最優先しなければならないことは
『幼い時代の愛情に満たされた陽だまりのような日々』なのだ!
園長とスタッフは、未完成な人間であることを自覚し認識しながら
まだ出会っていない未来の素敵な自分との出会いを求めて歩み続けます
在園家族!卒園家族!園長と共に長生きしましょう!
あなたのたくさんの夢が、実現する日々と出会えますように、熱き思いを・・・
教 師 研 修 資 料
「トモエ生活(生きる意味探求)の基礎知識」・思考のためのポイント
園長職53年間の人間観察研究と実践から生まれ続けているトモエ生活考
人間観察と実践研究は、生涯永遠に続く・人間が神秘に秘められた存在だから
園長 木村 仁
Ⅰ 人間の観察研究と実践=人間の基礎的観察研究(胎乳幼児と母親を核として)実践
・人間、個々の尊厳を具現化する核は・・・
- 人間の神秘で深遠を、生涯理解しようとする熱意
➁ 総合的で球体的観察
- 過去、現在の分析を踏まえた未来像を具現化
Ⅱ 創設者の責務(大人に共通するテーマ)
- 上記の観察研究と実践の分析を常に怠ることがないよう「自己と向き合い続ける」
- 人間の尊厳から生まれる信頼関係は、幸せ構築のエネルギーとなる
・尊厳を具現化する内容 Ⅰ、を基礎として・・・
*個々のありのままを受け入れる人間になるための模索「模索を諦めない人間」
③ 人間理解の基礎=人間の言動を、過去現在未来で観察=過去現在を分析し未来が
見える人間=人の心を傷つける表現でも=数分、数時間後の未来には本人が気づき、表現を変えるかも・・・
*怒り過ぎ、褒め過ぎ、両極は、表現者に従ってしまう可能性が大(共感・共鳴)
主体・自主・自発・創造・配慮が育つ人になる最低の条件
*年齢や性別に配慮しながら、人と関われる自分になりたい願望
*現在のトモエ生活に満足はしても、人間が創造する世界は、形骸化しやすい
「型に満足する」と、型にハマらない人を排除する・ここから差別化が始まる
トモエには、「トモエらしい」「トモエッ子」と言う固定した言葉はない、と感じている
すべての人は、個々個性の違いがあり、日々成長変化、進化し続けるのが人間なのだ
日々人は徐々に、どのような人と出会うかで進化している。変化していない人はいない
『井の中の蛙大海を知らず』
大海を知りたくて、現在も数多くの人と出会い、多くの体験談を聞き続けています
生涯続けなければ、人間の神秘を忘れてしまうのですから、恐怖です
『殻を創り、殻に閉じこもりやすい人間』
園長は、現在でも殻を創ってしまう心境になる時がある
時が過ぎて長く殻に閉じこもっていると、殻が厚くなり殻を破るのに苦悩するのです
トモエの生活に満足し過ぎていると殻が硬くなり、自己満足から怠慢に変換して成長変化したくなる時が襲ってくるのです。そうすると、硬い殻からの脱出に時間がかかる
殻から脱出した時には、進化した自分と出会える。日々、殻を破る繰り返しの人生です
Ⅲ 『トモエ生活の基礎的知識・トモエの具体的な生活を知るために』人間の未来に進化を
トモエの生活の基礎的なシステム・人間の幸せ創造の体系創り=家族は、信頼関係で
*好きな人を創り、好きな人の輪を広げる=親友家族を生涯かけて創り続ける生活
*人間性の足りなさを、お互いに補い支え合う生活の創造・互いの才能を発見できる生活
*豊かな人間性をお互いに発見しながら、人間の多様性を互いに認識し認め合える生活
1,オープンスペースの空間と時間は、『人間理解の基盤』
・開放感のある壁の無い世界には、多くの人と親しく関わり素直に表現しやすい生活
・ガラス窓を多くし、室内にいても四季を感じられる感性が養われる
・空間と時間の共有は、自分と隣人との距離感を養い人間関係の基礎となる(調和!)
・広い空間は、多くの人の言動が見えて、多様性がある人間を観察し理解が深まる
2,スタッフのチームティーチングは、『人間の理解の幅と深さを探求できる基本』
・担任制は、人間に限界がある=全員指導体制が不可欠
(人間は、「井の中の蛙」になりやすい・満足感から殻を創りやすい・主体性を見失う)
・人間の無限の可能性にチャレンジ最低5人以上のチームティーチングが不可欠
・スタッフ同士の調和が不可欠=調和が自然に養われる=乳幼児は、心・魂を見ている
3,スタッフ全員による毎日ミーティングは、『人間の理解と未来への世界を探れる』
・人間の理解には、あらゆる立場かの球体的に観察(感じたこと・直感)が不可欠
・一人が感じたことだけでは、人間理解は深まりづらい=人の感じかたから学べる
・全体で話す毎日は、『人間の深遠さ』を感じ続けられる人となる
・人間は、好きな人には好意的な表現をするもの=『素直な表現から、人間理解が深まる』
4 在園・卒園家族参加による『人間の営みの体験と補い合う生活の創造』人間の神秘探求
・人間生活は、家族が核として社会は成り立っている=家族の営みの意味を探求する生活
・家族参加による人間の営みの補い合う基礎を身に着けられる生活
・自分と人を好きになり幸せな生活を世代間伝達できる遺産を、多くの人と創造する生活
・乳児から人間の素晴らしさを発見=神秘に満たされた深遠な存在=人間には、想像しにくい世界を想像しよう・感じよう・体験できるのだ
5 大自然の生活から『人間本来持っている能力を発見する生活』
・乳幼児と生活する家族には、自然は不可欠『五感が養われる基礎の時代』
・自然は、人間と共有することが多い=不思議と神秘に満ち、豊かな感受性を養える
・自然と触れ合い戯れる感覚を養う=新しい世界を生涯発見できる生活
*私は、自然の中で生かされている存在・事実、真実を認識できる人間になりた
教師研修第2弾
映画「僕が跳びはねる理由」DVD鑑賞
(解説より)
会話のできない自閉症という障害を抱える作家・東田直樹が13歳の時に執筆し、世界30カ国以上で出版されたエッセイ「自閉症の僕が跳びはねる理由」をもとにしたドキュメンタリー。世界各地の5人の自閉症の少年少女たちの姿やその家族たちの証言を通して、自閉症と呼ばれる彼らの世界が、普通と言われる人たちとどのように異なって映っているのかを明らかにしていく。そして、自閉症者の内面がその行動にどのような影響を与えるかを、映像や音響を駆使して再現。彼らが見て、感じている世界を疑似体験しているかのような映像表現を紡ぎ、「普通とは何か?」という抽象的な疑問を多角的にひも解いていく。
教師研修第3弾
映画「私の中のあなた」のDVD鑑賞
(解説より)
私の命はオーダーメイド。姉を救うために生まれた。でも今、私はその運命に逆らって、大好きな姉の命を奪おうとしている―。ケイトに生きて欲しい―その想いは、家族みんな同じだと疑わなかった母・サラは、ある日、信じられない知らせを受ける。「もう姉のために手術を受けるのは嫌。自分の体は、自分で守りたい。」と、アナが両親を訴えたのだ。病気と闘いながらも幸せだった家族に訪れた、突然の出来事。いったい何故、アナは大好きな姉を救うことをやめる決意をしたのか?そのアナの決断の裏には、驚くべき真実が隠されていた―。