2021年度7・8月号

『生きる意味と幸せの原点を求めて(人間生活の基礎を探る)思考を続けるためのポイント』

 

 

・良きにつけ、悪しきにつけ、自分と向き合う人生が生涯続く

・自分と向き合わなければ、自分自身の姿を見失うことが多くなる

    =心のバランスが崩れやすい日々が・・・

・自分の言動を、日々表現することで、相手を鏡にして自分自身の言動が写しだされる

    =微調整の鏡

*乳児期から相手を鏡にして自分の心の姿を見る本能が備わっている・乳幼児期が基礎となる

乳幼児期を過ぎると脳に記憶されづらくなる 

乳幼児期から、人の目を見て心の状態を感じとる能力が備わっている『目は心の窓』

乳幼児期から、人の心の状態を見て配慮する<すべてを受け入れる>能力がある

大人たちは、乳幼児から配慮されていることを知っている?

乳児は、(神?)に一番近い存在・(神?)とは、人間の思考を超越している

人生で、最も重要な時期である乳幼児期・大人は、乳幼児から人間とは何かの原点を学ぶ時期

 

園長の体験=自分と向き合っていなかった体験 23歳で目覚める

親が選んだ女性と23歳で婚約をした。数ヵ月後破談された。

破談されたことで、自分と向き合う人生に目覚めることとなる

根室・中標津で、両親と私の3人で酪農を経営していた。父親は、私が生まれる前に右腕を肩の近くまで失っており、母親は、貧血に悩まされていた。私一人で牛の世話をしていた。私は、両親のために酪農を営むことを無意識の中で決意していたようである

婚約を破談された時の私は、悲しみや悔しさなど無く、無感情に「お前は誰だ!」と自分にささやいていた。自分を見失しなっていたことに気が付いた。15才の時から「人は、なぜ生まれ?なぜ生きる?そして死!人生とは何か!」を考えていたはずが・・・婚約解消で、我に返った。目が覚めたのだ

私は、東京で生まれ、戦争で宮城県石巻に疎開し、小学5年の春から横浜で育つ。15才で北海道の大自然の中で生活する

自然の中の生活で、自分と向き合い初めて、「私は誰!何のために生まれ、生き死ぬのか?」を考える日々が続いていたはずなのが・・・

破談されたことで、自分と向き合っていない自分と出会うことになった

『人間とは!生きる意味!死!人間の想像を超えた世界(神?仮称)』を知るために、神学校で学ぶ決心をする

母親に思いを告げた。「仁の人生だから、自分の道を歩でいいんだよ」と悲しい顔もせずに言ってくれ私の思いを受け入れてもらえた。心の中は、悲しみに満ちているのが分かった。母親の優しい思いを裏切ることのない人生を歩もうと、現在も忘れないように意識している。

多くの人の優しさで人は生きている。その優しさに答えられる自分になりたい・・・よ!

破談されなかったら、自分と向き合う人生(真実を追い求める生き方)ではなく、親のために生きる人間になっていた。自分を失い酪農を営んでいただろう。

人間と神秘の世界(神)探求の道を選んでいなかったなら、トモエの生活環境(人間の基礎観察研究と実践)は、実現できなかった・・・

 

1年後には、釧路市内に聖書学院が創設され、第1期生として夫婦で入学していた・・・

大好きな人ができて、結婚していました。学院入学2週間前の3月14日・・・3.14運命?無限!

2年後には、長男が与えられ3人で学んでいました。6人ほどの学生との授業

授業中に夫婦でおしめを替えながらの授業で、家庭的な学園

ある時には、子ども好きな教授は、私たちの息子を抱きながらの授業。家族的な生活の匂いを感じるような教室環境

そこで経験した『人間の生活の匂いを感じられる学び』が、現在の思考に大きな基礎を創ってくれています

4年間の学びは、人間について人間の住む世界には「想像を超越した神秘の世界がある(神?)」など基礎を身に付けたと思っている

 

30歳になった春には、十勝・上士幌キリスト教会牧師と付属幼稚園の園長になっていました

40歳になる10年間は、人間と神?(神秘と不思議の世界の探求)について、多くの人との出会いによって学び、より自分自身と向き合う生活を体験する

その体験をポイントのみ箇条書きにしてみます

 

・人間が表現する「言葉の限界」を知ることとなる=人間の信頼とは・・・

毎日曜日の礼拝に「説教」をする。神?と人間について話し、探求を深めることで、尚、不思議と神秘のベールに包まれており、深遠な世界を知ることになるのです

現在も、より苦悩は続いています。人と神(神秘と不思議の世界)を表現することに限界がある

言葉は、生き物です。良くも悪くも変化する。過小評価や過大評価を自分にも人にもしてしまう。一人一人の受け止め方も違う。眠れない夜が続く・・・

自分と向き合う人生は、自分の心を知り、自分と自分、自分と人との信頼関係を生涯創り続ける

ワ~!大変なことを知ってしまったのです。どうします!諦めたらどうなる!自分の心を信頼しないっていうことは!・・・

自分と向き合い、思考し続けなければ、自分自身を裏切る人生に・・・人間の永遠の課題ですよね

 

愛光幼稚園園長としても、幼児と母親から人間の基礎的観察研究と実践を身につけることになる

トモエ生活の原型

#人間の基礎観察研究とは、男女の愛・命の誕生・胎乳幼児を『核』とした人間の総体的研究と実践

 

人間<自分>と向き合う・乳幼児と向き合う

母、父とは何か・信頼とは何か・偉大な人間を超越した世界の思考が続く!

 

・人間の本質=人間の命の誕生と信頼=男女の信頼と命の誕生=幼い命から自分の命の意味を・・・

 乳幼児期は彼らから、人間とは何かの基礎を学べる時期=夫婦は、体験的に学べる時

生活形成の最も重要な時期

この時期を逃すと、取り返すのに想像を超えた苦悩がまっているのです

 

・母親から学ぶ=命を産み育む存在・女性の存在意味を素直な心で観察思考する

 人間すべて母から生まれる・女性の存在意味を、命を与えられた者はすべて、命の意味と乳幼児期が何を意味しているかを考察し続けることが、真の人間の道を歩み続けられる基礎

 幼児の生活環境について考察と実践から、『幼児「教育?」は、母親を支えることにある』を発見する=母親の実習制度を、実行していた

母親の匂いを感じながらの生活環境は、幼児にとって情緒の安定度は最高レベルであり『乳幼児期の愛着形成』は、生涯安定した人生を・・・

現在のトモエは、家族が共に安定した生活を、どのように創造するのかをそれぞれ自分に問いながら生きる・・・自分自身に問いながら・・

 

1976年春にビックニュースが飛び込んできた・37歳・共生社会を創造する確信を与えられた体験

  7・8月の夏・2ヶ月間 短期アメリカに留学

日本人牧師3人・アメリカ人宣教師3人

テーマは、白人と黒人が共生する生活環境を、独自で様々に実践しているグループ研究

私の要望で、幼稚園とアーミッシュのグループの生活(以前から関心があって研究をしていた)

 *『共生』が大きな課題なので、次回詳しく話します

 

乳幼児から、人間の本来持っている素晴らしい大人でも想像のつかない『乳幼児の神秘の世界』を見たい!見続けたい!

 

人間探求・人間の真実の探究は、乳幼児の観察研究と実践が基礎になるだから・・・

 

トモエの乳幼児は、『愛着の度合い』で素直に表現します。乳幼児が素直に表現できる生活環境は、大人が日々創造して成り立ちます。

 

大人は、乳幼児が表現できない心の内をどのように理解しようとするのかがキーポイントになる・・

 

乳幼児理解は、人間・自分理解の基礎となる。表現できない『乳幼児の自尊心』を・・・

 

自分自身と隣人の自尊心が育つ生活環境を創造することで、生きる意味を発見できる・・・

 

園長は、現在のトモエ生活が今後も、『人間と(神?)の不思議と神秘の世界』を思考・模索・実践するでしょう?自分の未知なる世界・未来になにが見えてくるのかを受け止められる自分を創造しながら・・・

 

人間の心の文明砂漠の中を、ひたすら歩むことになる・・・