12月10日(月)園児と一緒にお母さんも登園できるので、当然お母さんが来るときは園児のきょうだいも一緒に来ます。その中には、生後数か月の赤ちゃんもいます。赤ちゃんのお母さんたちは、興味を持って寄ってくる子どもたちに、危なくないように見守りながら赤ちゃんに触れたり抱っこしたりすることを許してくれます。
子どもたちは、自分の精一杯の優しさを使って赤ちゃんに接します。・・・柔らかなまなざしで赤ちゃんの瞳を見つめます。ソフトな声で話しかけ、赤ちゃんの反応から心の声を聞こうとします。真綿で包み込むように赤ちゃんを抱っこします。・・・赤ちゃんは、子どもたちから優しさを引き出しているようにも感じます。それはきっと、私たち大人との関係にも当てはまることなのでしょう。
赤ちゃんという存在が、人間の優しさをどれほど引き出していることでしょう。社会における赤ちゃんの存在意義は、人間性の根本にかかわるものなのだと感じます。少子化の最大の問題点は、そこにあるのかもしれません。