5月10日(金)森の中で遊んでいる子どもが「来て来て!」と呼ぶので行ってみたら、エゾハルゼミがいました。羽化がいつもの年より早いような気がします。これから徐々に増えて、6月に入り暑い日には森中に「ジャージャー」という鳴き声が響きます。
見つけたのは男の子2人。今年初めてのエゾハルゼミ。たくさんいるときにはヒョイと捕まえちゃう彼らも、今年初めての獲物には「捕っていいのかなぁ」と躊躇しています。「何で?」と聞いたら、「(今年)初めての(エゾハルゼミ)だから」と言います。どういう意味なのだろう。この一匹にエゾハルゼミという種がいよいよこの世界に出現してきた、そんな厳かな自然の摂理に対してどこかかしこまり、その神々しさを仰ぎ見ている彼らなのかと思わされたのでした。