映画『新渡戸の夢』の紹介

7月に札幌で1週間の予定で上映された映画『新渡戸の夢』は、好評につき1週間の延長上映となりました。8月は東京での上映でしたが、ここでも再上映が決まりました(シネマハウス大塚)。9月は13日まで、大阪のシアターセブンにて上映しています。また9月21日~10月11日は群馬の前橋シネマハウス9月20日~26日は函館シネマアイリスでの上映が決定しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トモエ幼稚園の「トモエ」は、トットちゃんこと黒柳徹子さんが通った小学校「トモエ学園」のトモエです。創始者の校長小林宗作氏のすばらしい思想と実践を後世の者がそれを土台としてよりよいものに発展させるべくトモエ幼稚園は創設されました。

 

映画には描かれていませんが、小林氏が当時の子どもたちを型にはめようとする日本の教育に疑問を抱き、ヨーロッパへ学びの旅に出るときジュネーブで当時国際連盟事務局次長だった新渡戸に会い、フランスのダルクローズ音楽学校を紹介されてそこで学んだことがのちのトモエ学園の実践を創っていったということです(その経緯は、NHK新プロジェクトX「トットちゃんの学校」にて紹介されています)。

 

札幌での上映中にプロデューサーの並木氏が園を訪れてくださり、園長やスタッフと歓談してくださりました。そのなかで、長年にわたる園長の実践とそれを支える考え方に深く共鳴して下り、新渡戸の「学ぶことは生きる証」「学問より実行」の精神が園長のこれまでの生き方に共通していることを感じていただいたようです。並木氏は、これからも『新渡戸の夢』があちこちで上映され、人と人が支え合う社会の実現に貢献することを願っていました。そうした思いに深く共感し、ここに映画『新渡戸の夢』を紹介させていただきます。

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