家族キャンプ4日目

7月28日(日)家族キャンプ4日目。最終日は、午前中にみんなでスイカ割りを楽しみました。小さい子たちは目隠しを付けずにスイカまで一直線。棒が当たってもなかなか割れません。何度もたたく姿に笑い声が上がります。

目隠しをした子どもたちには、周りから「もっと右!」とか「少し左!」などと声がかかります。そんな声を頼りに棒を振り下ろします。当たった時に上がる歓声、当たらなかった時のため息。当たっても当たらなくても、その子を応援したい気持ちとそれに応えようとする気持ちは、しっかりと互いの心に届いていたことでしょう。

このスイカ割り大会をもって、この3泊4日の家族キャンプは終わります。赤ちゃんからお年寄りまで、毎日300人ほどの人たちが集い、思い思いに楽しい時を過ごしてきました。

いつもとは違う雰囲気の中それぞれが自由に過ごしていましたが、子どもたちは普段から培ってきた適応力と創造力を存分に発揮して楽しんでいました。大人たちはご飯の支度やらに追われながらも、だれかれとなく子どもたちを見守り、ときに自分のテントに招き入れていました。それはさながら昭和の長屋のような生活でした。

生活を共有すること、現代社会からなくなってしまったこの感覚は、人とのつながりの中で自らを成長させ豊かな社会を築いていかなければならない人間にとって、とても大切なのだと思います。