2020年5月メッセージ

新しい時代が来る

 

新型コロナウイルスの収束後に、どのような世界が創られるのだろうか。

コロナウイルスの問題から、個々の人間性が問われているような思いを強く感じます。

科学技術の発展で、人間は豊かな生活を与えられ、幸せだと思わせられてきたのだろうか。

コロナで「幸せとは何か」を考えさせられた人は、世界で数多くいるのでは・・・。

コロナ対策で、「3密」を避ける。と言われても・・・コロナは、恐るべき存在。

・密閉空間だめ!「家にとどまって!」小さいお家の人はどうするの?

・密集場所だめ!「家族からも、距離を置いて!」淋しいよ?

・密接場面だめ!「楽しく生活したいのに!」悲しい心になったら、どうするのよ?

幸せな生活から遠くなりそうです。

 

人間は、人と親しく関わる事で幸せを感じて生きる動物なのですよね。人は、自分の可能性を信じ、人を信じて幸せを感じるのですよね。なのに、人と離れなければならない生活。いつ感染するのかわからない日々。コロナに振り回されて、自分を見失い、互いに心に傷をつけ合うような生活が広まっているように思われます。人間関係が壊れかけてもいます。個々の人間自身が問われているようにも思われます。

会いたくても、会えない人がいる。話したくても、声で会話ができない人もいる。淋しさは募るばかり!

家に居ることで、夫婦とは何!親子とは何!家族とは何!など、生きる意味の基礎的な思考が問われているようにも思います。日々の忙しさに、生きる基本的な思考が薄れてきているように思います。家族が家で向き合えるこの時期に、家族が個々の足りないところを互いに補い合って生きることを共有しなければ、コロナ終息後の新しい世界が生きにくくなるように思えてなりません。早く!終息を祈るばかりの日々です。

 

コロナが落ち着いたころには、どのような新しい世界が創られるのだろうか。

どのような新しい生活を創れば人は、真実で永遠に変わらない幸せの道を探りながら歩めるのだろうか。

世界の指導的立場の人は、どのような新しい世界を創ろうとしているのだろうか。コロナに振り回されず、力強く生きるために人間の持っている優しさを思いっきり使える人になりたいものですね。

少しでも揺るぎない生活(協調性のある世界)を創造するための基本は、社会の核である家族を創り続けられる生活環境にあると言えます。

・夫婦とは、何を意味しているの?お互いに補い合い、お互いの包容力を育て続ける生活の援助。男女の特性を認め合い、互いに協調し合える喜び合える生活は、子どもたちに伝わるのです。