『幸せって何。幸せになろうよ。幸せな生活を創るトモエ Ⅱ』
「自分が好きですか?」と問われたなら、どう答えますか。
「自分を好きになりたいですか?」と聞かれたら、どのように応えるのだろうか。
「はい。自分が好きです」と素直に言えられるだろうか?
「自分自身を好きになりたいです」だったら素直に言える?
゛園長は、どう答えるの?“と聞かれても〝言わない”。
・・・想像してみてください。
幸せになる最も基本となるものは、『自分を好きになること』と、自信をもって園長は言えます。幸せは、生涯かけて求め続けるものでしょう。幸せな生活は、自分で創造するしか方法はないのです。園長自身は、「自己存在の意味・生きる意味・死の意味」を15歳から求め続けて現在に至っています。園長職は、仕事と思っていません。人間とは何かを求めて、自己(人間)観察研究=幸せ・平和的な生活の探求と実践を続けているだけです。神学校で学び、キリスト教の牧師(付属幼稚園園長)を10年経験したことで基礎的人間観察研究ができました。
自分が存在しているから、今の自分があるのです。自分を好きになろうとしていなければ、自己を否定(こころ・良心・魂の叫び)して生きなければならないのです。悲劇としかいいようがないでしょう。
40歳でキリスト教と牧師も辞めて、大自然の中で家族が集いお互いに補い合って生きる生活環境を創造し続けるために行動を起こしました。資金も人材も無いのに、若さと情熱(40歳の心の叫び)だけで、大自然の中に親子が参加できる「ばんけい」を創設。6年後に人が自然破壊しない大自然を求めてトモエを再創設しました。『自分と向き合い・自分を好きになれる(=人を好きになる)生活環境を創造し続けて50年になりました。
トモエで育った子どもは、「自分が一番好き」と言える子は多くいるようですよ。私たち大人は、「どうします?」。考えちゃいますよね。当然、自分が嫌いな所もいっぱいありますよね。人間は、完璧な生き方はできない存在ですから。だから、園長は、生きている限り少しでも素敵な表現ができる人になりたくて80年間「自分を好きになり、人も好きになれる自分になりたいと望んで生きてきた」のです。誰でも、「自分が嫌いだ」と考えてしまう時がありますよね。園長は、自分が嫌になる時もありますよ80歳でも・・・。
トモエで育つ子どもたちが「自分が一番好き(自己肯定感)」と言える理由があるのです。「創造の森6月号」に具体的に、その理由を話すことにします。ばんけい幼稚園時代に出版した本「人が好きになる子育て」がありますが、今回は、体系的で理論的に話します。世界に共通する本にしたいと願っています。タイトルは、「自分と人が好きになる生活環境の創造と実践」です。